悪徳商法の被害事例「浄水器」のマルチ商法体験談

悪徳商法の被害事例「浄水器」のマルチ商法体験談

3年ぶりに高校の時の同級生で親友という訳ではなかった友人から、「久し振りに会いたい」と電話があり、池袋の喫茶店で会いました。高校時代の懐かしい思い出で盛り上がりましたが、最後になって大学生のバイトなど比較にならないほどお金が稼げる仕事があるから、今度の土曜日に説明会に行ってみないかとのことでした。

マルチ商法ではないかと疑いつつ親に相談

半信半疑で都内の、某一流ホテルで開催された説明会に行ってみたところ、100人以上の参加者がいました。いかにも高そうなパリッととしたスーツを決めた講師の説明によると「浄水器」を売るだけで月最低50万円は確実に儲かる、講師のようにランクが上がれば年間で億単位の収入があるとのことでした。最初は「マルチ商法」ではないかと疑っていましたが、この「浄水器」はアメリカの研究機関によって、新しく開発された数種類のファインセラミックスと高機能性活性炭を組み合わせ、水の汚染や自然水までも浄化できる新しいタイプの「自然回帰生水器」だと紹介されました。僕自身、地球環境問題に関心があり、地球環境が良くなり汚染水を飲まねばならない世界中の子供達を救うことにも繋がるとの説明で会場の雰囲気が一気に高揚してきました。会員となり販売するためには1個の「浄水器」を10万円で購入する必要がありました。1週間夜も寝ないで真剣に考え、親に相談したところマルチ商法ではないのかと言われました。

結局、1週間真剣に考えたことが仇となってしまい、自己陶酔のような形で入会してしまいました。即決させないで間を置くのが手口だったのかもしれません。3人の友人に「売りつけ」10万円を手にしましたが、今では返金を迫られ弁護士に相談しています。友人を失ってしまったことが一番きついです。